面接対策として、相手の質問に対して、上手に返せるように対策をするかたは多いと思います。しかし、相手の質問の対策しかしていなくて、面接官が『最後に何か質問はありますか?』の逆質問をされた際に、困ってしまったあげく、「今のところ、特にありません。。」と答えてしまうかたも多いのです。
「今のところって!今しかもうないかもよ!?」
上記のように、逆質問に対して、「大丈夫です。」とか「今のところは問題ありません。」などと困ってしまい質問しないかたもいれば、反対に自信満々に質問をしないなんてかたもいます。
私も20代前半の頃に、姉に「面接の最後に必ず逆質問されるけど、何か質問したほうがいいのかな?」なんて聞いたことがありました。すると、私の姉は「質問はありません。がベストでしょ。」なんて答えが。
続けて姉は、「質問をしないことによって、もう何の問題もありません!入社させてください!って相手に既に強い意思が固まっていることを伝えることが出来るでしょ。質問したら、まだ何か納得いかないところがあるから質問しているみたいになってマイナスイメージじゃん。」なんて言っていました。
ここで弟の私は「なるほど!」とは思わず、転職エージェントに聞いてみたところ、「逆質問はするべき!」との回答が。。。
その後、姉とケンカになったのは、内緒ということで・・・
まぁ、そんな私の話しはさておき、面接の最後の逆質問は、『最後のチャンス!』とばかりに質問したほうが良いのです。
でも、「どんな質問をすればいいのか?」「答えるのは得意だけど質問は苦手・・・」なんてかたもいるでしょう。
ということで今回は、面接の際の、逆質問の注意点と、逆質問で面接官に好印象を与える質問例をご紹介していきます。
では早速一緒に確認していきましょう。
企業側の心理を知れば『逆質問』の注意点が分かる!
「質問がない=最後のPRチャンスを無駄にしている?」
冒頭でもお伝えしましたが、「最後に質問はありますか?」という逆質問をしてくる企業がほとんどでしょう。正社員でなくても、契約社員、派遣社員、アルバイトの採用であっても、最近は逆質問をしてきます。
でも何で企業側は逆質問などをしてくるの?
- 色々話したからもう質問なんてないんだけど。。
- 質問しなくても、もうあなたの企業で働きたいんだけど。。
と思ってしまうかたもいると思います。
このあと詳しくお伝えはしていきますが、まずは「質問はありますか?」に対してあなたが本当にもう質問などなかったとします。ただここで頑なに、「質問」と考えるのではなくて、『自己PR』と考えてみてください。
最後の最後に自己PRが出来るチャンスとして、自分の長所などをさらにプラスしてアピール出来る時間であれば、まだまだこちらから積極的に話すことはあると思います。このように質問という解釈ではなくて、自己PRタイムと考えれば良いのです。
ということで、「質問はありません。」=「最後のPRチャンスを無駄にしている。」ということになります。
とは言ったものの、何でもかんでも質問や自己PRをすればいいというものでもありません。逆質問の仕方によっては、悪い印象を与えてしまうことだってあるのです。
ではまずは、企業側が逆質問をしてくる意図を知って、相手の気持ちを理解しておきましょう。
企業側はなぜ逆質問をしてくるのか?
「負け・・・!が、逆質問で大逆転勝利に!」
それでは、企業側がなぜ逆質問をしてくるのか?に関してお伝えしていきたいと思います。この意図が分かれば、どんな質問が好印象で、反対にどんな質問が悪印象になるのか?が分かるでしょう。
それでは、早速なぜ面接官が逆質問をしてくるのかというと…
- 質問力はあるか?
- コミュニケーション能力はあるか?
- 志望度や意欲、向上心はあるか?
- ストレス耐性はあるか?
- 適正はどうなのか?
を見たいのです。
このように、実際に就業した際に、円滑に弊社で仕事が出来る人材であるのか、というところを試す意味として、逆質問をしてくるのです。
もちろん、質問ということなので、企業側と応募者、双方の誤解がないかといったようにミスマッチを防ぐ意味でも、大切な時間帯なのです。
実際に、逆質問の時間までは企業側から「う~ん・・・」といった感じで何とも微妙であった人も、この逆質問が好印象であったため、何と大逆転で見事採用になったケースもあるのです。それぐらい、逆質問は大事ということ。終わり良ければすべて良しではありませんが、最後の最後に相手に与える印象というのは、非常に大きいのです。
そのため今までは「次の応募者も待っているし・・・」「こんな質問するのも、なんかな・・・」と思っていたかたは、これからは謙虚にならず、お互いの大切な時間ということで、お互いが価値のある時間になるような質問をしていきましょう。
では、続いて逆質問はいくつかの注意点とポイントがあるので、確認していきましょう。
逆質問する際のポイントと注意点!
「残業は多いっすか?」
先ほどもお伝えはしましたが、逆質問であれば何でもOK!というわけではありません。例えば上記のように残業に関して気になった場合には、ストレートに聞いてしまうと、「長い時間、拘束されたくないんだな。。」なんてマイナスな印象にも聞こえてしまいます。
そのため、「入社後は、早く即戦力となりたいと思っているのですが、他の社員のかたは、毎日何時くらいまで就業していますか?」といったように遠まわしでいいので、前向きな姿勢を前置きにして聞けば、同じ内容の質問であっても好印象になります。
それでは、ここで具体的に逆質問のポイントを整理しておきましょう。
抽象的な質問は、抽象的な答えしか返ってこない場合があります。例えば「勤務時間について教えてください。」ではなくて、「勤務時間と社員の1日の行動スケジュールを教えて頂けますか?」のほうが、より濃い内容の答えが返ってくるでしょう。相手が話しやすくなる質問を投げかけられる聞き上手な人とは、コミュニケーション能力が高い人!とプラスな印象を与えることが出来ます。
よくあるのが、質問を考えてはきたものの、逆質問の前に質問が解消された!ということ。その場合には、慌てて面接中に質問を考えなくてはなりません。このような事態にならないように、出来れば5つ以上は質問を考えておきましょう。
面接では時間があれば、2つ以上は必ず質問が出来ると良いでしょう。この2つとは最低でも「長所をアピールする質問」と「志望度がUPする質問」の2つ(※次の章でご紹介します。)ぐらいは質問したいところです。ただ時間が許す限り、相手の的を得た質問であれば、たくさん質問をしたほうが好印象となります。「他に質問は大丈夫なんですか?」「他にあれば何でもお答えしますよ。」と相手が言ってきた場合には、質問が足りていない証拠。もっと踏み込んだ質問をしてコミュニケーションを取りましょう。
社長、人事、現場担当者などなど様々なかたが面接をします。そのため、社長であれば経営に関しての質問を。人事であれば中途採用の比率を。現場担当者であれば仕事に対する姿勢を。といったように質問は相手によって、しっかりと使い分けをしましょう。
このように、逆質問には、注意点とポイントがあります。
それでは、実際にここまで来たら、何となく「こんな質問がいいのかな?」なんてイメージが沸いてきた人もいると思います。
では続いて具体的な質問例をご紹介しますので、今あなたの考えている質問と照らし合わせて確認してみてくださいね。
面接官が「いいね!」と思った逆質問の例
企業によって面接の質問内容も微妙に変わってくるとは思いますが、一般的に好印象と思われる質問!相手側が真剣に答えたくなる質問!には共通点があります。そこで、実際にどのような質問が好印象なのかをここでご紹介していきます。
大きく分けると、意欲や長所をアピールする質問!志望度がUPする前向きな質問!が好印象に繋がります。
意欲や長所をアピールする質問!
- 「コミュニケーション能力を活かしたいのですが、現場はどのような雰囲気でしょうか?」
- 「体力には自信があるのですが、残業時間はどれくらいでしょうか?」
- 「入社までに、さらに勉強をしておいたほうが良いことはありますか?」
- 「同年代で活躍をしているかたがいれば、そのかたの働きぶりを聞きたいのですが?」
- 「配属先の社員のかたとお話ししたり、部署の雰囲気を確認することはできますか?」
志望度がUPする前向きな質問!
- 「御社で就業できたら、今のスキル以外にどのようなスキルを身に付ければ良いでしょうか?」
- 「今までのスキルを活かして、入社後に貢献出来る仕事はありますか?」
- 「御社の社員が強く意識している行動や、心がけていることはどのような点でしょうか?」
- 「御社の〇〇(商品)が大好きなのですが、実際に〇〇のプロジェクトに携わることは出来ますか?」
- 「御社の経営理念にとても共感をしています。それを強く意識して、実践するために社員が取り組んでいることはありますか?」
いかがでしたでしょうか。
上記の質問は相手の企業側に、やる気や志望度を伝えることが出来るため、とても良い印象となります。他に何か待遇面や自身の希望などがあれば、上記の質問を交えた上で、質問をするのが良いでしょう。
続いては、実際に面接官が思わず「えっ・・・!」と思ってしまう質問をしてしまうかたもいるので、質問のNG例もご紹介します。
面接官が「えっ…」と思った逆質問の例
逆質問をしてきたら、2つ以上は質問をする!と意識したはいいものの、実際に、面接官が思わず「えっ!そんなこと聞くの?」と思ってしまう質問をしてしまうかたもいます。
では実際にどのような質問がNG!なのかを確認していきましょう。
- 「有給休暇や事前申請で、自由に休みは取れますか?」
- 「給料が上がるタイミングなどを教えてくれますか?」
- 「何年くらい頑張れば、部長になれますか?」
- 「企業理念を教えてください。」
- 「従業員は何名くらいいますか?」
上記のような質問はNG!というか、印象は決して良くはないでしょう。
質問をするかたは、本気で聞きたい質問!なのですが、企業側にとっては、印象が悪くなってしまうこともあります。
それはなぜかというと…
- 企業のホームページなどを確認すれば分かるから。。
- 待遇面ばっかり質問しているから。。
- 自分のことしか考えていないような印象を与えるから。。
このように調べれば分かるようなことを聞いてしまったり、待遇面ばかりを質問してしまうと、「仕事へのやる気はどうなの?」といったように、不信感が生まれてしまい心配になってしまうのです。
しかし、実際に年収、残業などといった待遇面に関しては気になってしまいますよね。そんな時には、マイナスなイメージにならないような聞き方を心掛ければ良いのです。
例えば…
- 「本日の面接で御社にて是非お仕事をしていきたいと強く思っているのですが、私と同じように入社した社員や、経験のかたの年収とはどれくらいか分かれば教えて頂けますか?」
- 「御社に入社することが出来ましたら、努力を惜しまず、目標を達成させることを強く意識していきたいのですが、実際に努力して成果をあげ報酬が上がった例などを教えて頂けますか?」
このように、前置きを置いて、意欲を見せてから、待遇面に関して質問をすると自然で印象も良くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は面接の際の、逆質問の注意点と、逆質問で面接官に好印象を与える質問例をご紹介してきました。
まずは逆質問とは、「質問はありません。」=「最後のPRチャンスを無駄にしている。」となります。
そのため…
- 意欲や長所をアピールする質問!
- 志望度がUPする前向きな質問!
のなかから、最低でも5つは用意をしておきましょう。
そして面接の際には、より具体的に、2つ以上は必ず質問が出来ると良いです。ただ企業側の空気もしっかりと読んで、調べれば分かるような質問であったり、待遇面ばかりを気にする質問を並べたりするのは、イメージが悪くなるので避けましょう。
相手の的を得た具体的な質問をすれば、相手側からも的確な答えがしっかりと返ってきます。そして、最後の最後にあなたの印象をさらにUPすることができるのです。
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