本気で勝負したい会社であれば、誰もが面接は緊張をするものです。しかし、緊張したり、あがってしまうと人はどうなるのか?というと、人前で思っていることを上手に話すことが出来なくなってしまいます。
では、緊張しないようにメンタルを強くすればいいのか!?・・・とはいっても、やはり面接とは…
- 独特の雰囲気がある。
- 初対面の人と話す。
- 自分を良く見せようとする。
- 失敗を恐れてしまう。
などなど、このような理由からどうしても多少なりとも、緊張はしてしまいますよね。
そして緊張してしまうのは、もちろん分かっているから、前もって上手に話すことが出来るように、志望動機、自己PRなどに関して一生懸命丸暗記をするかたが多いのです。
「質問とは、別のことを答えてツッコまれた。。」
私も20代の頃には、幾度となく面接に失敗してきました。その失敗のなかでも、「やっちまった・・・!」なんて今でも鮮明に覚えている出来事があります。
とある面接が3日後に控えていたので、面接の3日前ぐらいから、志望動機、自己PR、退職理由、長所短所、キャリアプラン…などなど寝る間を惜しんで丸暗記をしました。
そして、面接当日はいつものように、早起きをして暗記したことをしっかり覚えているか、頭の中で再確認をして自宅を出ました。面接会場までたどり着いて、面接室へ。面接官を待っている間、頭の中で丸暗記をした内容を最後の最後に確認をしていたのですが、『あれっ!志望動機の一部分が思い出せない・・・!』なんて状態に。。
ただでさえ緊張していたのに、急なハプニングによって、さらに焦りと緊張が重なり、頭の中が真っ白に。。。そんななか面接官が登場・・・うん、最悪な状況。
予想通り、志望動機の質問が舞い降りてきたのですが、志望動機が思い出せないことがパニックになってしまい、気づいたら自己PRを話していたのです。。。
それを聞いていた面接官の表情が険しくなり、「志望動機を質問したのですが!」と、さらに私に追い打ちが掛かり、「すみません・・・」としか言葉が出ずに、そのまま志望動機はもちろんのこと全ての質問に対しての答えも曖昧なまま、面接が終了。はい、後日その企業から不採用通知が届きました。
まぁ、これはあくまでも私の丸暗記の失敗例として、一例ではありますが、実際に丸々暗記というのは、とっても危険だったりします。
絶対に失敗したくないから!アドリブが聞かないから!緊張しやすいから!といった理由で丸暗記を試みるかたも多いのですが、その対策が裏目に出てしまい、失敗してしまう人も多いのです。
ということで今回は、面接で丸暗記をして挑むのがNGな3つの理由と、どのような対策がオススメなのか?について詳しくご紹介していきます。
それでは、早速確認していきましょう。
面接で丸暗記をして挑むのがNGな理由!
「記憶は忘れやすいが、理解は忘れにくい。」
勉強なんかでも、記憶をするよりも、理解するほうが大事なんて聞いたことはありませんか。これにはわけがあって、人間の特性として、記憶したり、暗記したりするのは上手ではないのです。
そのため、丸々記憶をしたり、丸々暗記をしようとするのではなくて、そのストーリーが、『なぜ、このようになるのか?』といった理解が伴った記憶が大事だったりします。
要するに、人は丸暗記に弱いということです。しかし、面接のように一時的に丸暗記した内容に関しては、一時的には脳の記憶箱にしまって置くことはできます。
そしてその記憶箱の中身を面接で取り出す際には、下記のような3つのデメリットが発生してしまうのです…
- 棒読みしている感じが出てしまう!
- ロボットみたいになってしまう!
- 緊張して言葉が出てこなくなってしまう!
このように、主に3つのデメリットが面接の際に起きてしまう人が多いため、丸暗記はNG!なんです。
では上記3つのデメリットに関して、詳しく確認していきましょう。
1、棒読みしている感じが出てしまう!
「次は教科書の34ページから、読んでください。」
学校の授業などで、先生が生徒に、積極的に授業に参加してもらうため!または眠そうな生徒に対して先生が攻撃をするため(笑)!などに、先生が生徒に教科書を読んでもらう場面ってありましたよね。
生徒は教科書を見ながら、読み進めるのですが、教科書に載っている文章をただただ読んでいるだけ。抑揚や感情など全くなく、読んでください!と言われたから、ただ読んでいるだけ。この、自分の感情や思いが全く相手に伝わってこない一本調子に読みくだすこと、これこそ正に『棒読み』です。
この棒読みが丸暗記をすることによって、面接の際にも起こってしまう可能性があるのです。
なぜかというと…
- 一語一句間違いないように話そうとするため。
- 覚えたことをそのまま口に出しているため。
このようなことで、丸暗記をすると、ただの棒読みになってしまう恐れがあるのです。
丸暗記というのは、一語一句入念に頭の中にインプットされて、頭の記憶箱の中にしまいます。しかし、いざ話そうとすると確かにスムーズに話せてはいるのですが、「スラスラ、スラ~~」といったように流れるような感じで、抑揚がなく感情が伝わってこないため、聞いているほうは、『本当にそれ思ってる?』と疑ってしまうのです。
2、ロボットみたいになってしまう!
「日本人は元々ロボットみたいな人が多い?」
外国人と比べたら、日本人は感情の起伏が少ないため、時には『ロボットのよう。』なんて表現をするかたもいるようです。確かに外国の方々を日本で見ると、リアクションが大きかったり、ひと際目だったりしますよね。
そうなんです、実際に世界に比べると、日本人は礼儀が正しくておとなしいため、シャイなイメージが強いようです。
とは言っても、面接では短時間で勝負をしなくていけないため、出来る限り自分をオープンにして、自分の魅力を最大限に伝えなくてはなりません。
そんななか、丸暗記をした言葉をそのまま読み上げると、先ほどのように、棒読みになってしまうかたもいれば、反対に「かく、かく、かく、かく、、」といったように、まるで感情のないロボットのような話しかたになってしまうかたもいるのです。
大きく口を開けて、しっかりと話しをしていて、どんなに内容が素晴らしいとしても、やはり抑揚がなく、決められたセリフを話しているあなたを面接官は見て、『マニュアル通りでアドリブがきかない人かな・・・?』とマイナスな印象を持ってしまうのです。
3、緊張して言葉が出てこなくなってしまう!
「志望動機は、えーっと・・・何だっけ??」
冒頭でもお伝えしましたが、私は面接の際に、極度に緊張をしてしまい、言葉が出てこなくなってしまった経験があります。
丸暗記をすると…
- 全て覚えた通りに話すぞ!
- 完璧に話せれば採用率が高まる!
といったように、自分で自分にプレッシャーをかけてしまうことになるのです。
そして、いざという時に、「あの言葉のあとは何だっけ。。」とか「長所のあともう一つが思い出せない。。」などと実際になってしまうと、もうパニック状態になってしまいます。
要するに、丸暗記をすることによって、自分自身にさらなる緊張を与えてしまう原因になってしまうということ。
面接では完璧な人を演じるよりも、少しでも自分の欠点が出るほうが、人間味のある人と思われます。また本来の自分を表現することが出来るため、緊張を少しでも回避することができたりもするのです。
私が内定を勝ち取った2つのトーク術!
それでは、ここまでは、なぜ丸暗記がNGであるのか?について詳しくご紹介しましたが、丸暗記をすると、自分で自分の首を絞めてしまう!といったことになります。
では、まったく暗記などせずに、アドリブで攻めたほうが人間味をアピールできるから良いのか?というと、これもこれで極端な話しになってしまいます。
そこで、実際に私が今まで失敗から学んで、内定を勝ち取ったもっともオススメのトーク術をお伝えします。
この方法は、実際に就活アドバイザーのプロや、役者なども使っているテクニックなんです。
では早速その2つのトーク術を順番に確認していきましょう。
1、暗記したならアドリブ風に崩す!
「疑いの目を持った面接官は、たくさんいる。」
面接官としての経歴が長ければ、長いほど、応募者に対して、「この人は嘘をついていないか?」といったように、疑いのような目で見てくるかたもいるのです。
これもまた職業柄で仕方のないことと言えます。面接では一発勝負ということもあり、『採用のためには、嘘をつく』といった応募者もたくさんいるからです。そのため、幾度となく面接をしてきた面接官は、丸暗記をした言葉など簡単に見破ってしまうのです。
しかしアドリブだけを頼りにするのは、何とも危険。または、アドリブがきかないかたもいると思います。はい、ちなみに私もアドリブききません。。
そんな時には、丸暗記はNGとしても、ある程度は暗記をしてしまっても良いでしょう。そしてここからが肝心で、その暗記をした言葉を自ら崩して、アドリブ風に仕上げればいいのです。
例えば、話す際の前置きとして…
- 「そうですね、~~~」
- 「え~、~~~」
- 「(考えている顔で少し間を置いた後で)、~~~」
などといったように少し工夫をして、話す前にワンクッションを置くと、今思いついた感じだったり、自分の言葉で話している感じを相手に与えることが出来るのです。
質問をされて、すぐに答えてしまうと、面接官は「暗記してたのね。。」とマイナスな印象になりますが、話す前にワンクッションを入れることによって、「アドリブがきくね~。」とか「頭がキレるね~。」なんて思わせることが出来るのです。
あくまでもワンクッションを置く!ということなので、間を開きすぎてしまわないように、『一言』や『一瞬』でいいので、間を空けてから話し始めると暗記した答えをプラスのメッセージとして相手に伝えることが出来ます。
この間を空ける方法に関しては、スマホや携帯などの録音メモで、自然な前置きが出来ているかを確認して練習をすると良いでしょう。また全体的に暗記感が出ていないかについてもチェックをしながら、抑揚をつける練習もしてみましょう。
2、要点だけを暗記して自然な流れを作る!
「書いてある言葉を読むのではない。自分の中から発せられる言葉とする。」
この言葉は、「セリフをどうやって覚えているか?」といったインタビューに対して、俳優の小栗旬さんが言った言葉です。
どういうことかというと、覚えたり、暗記をするのではなくて、要点だけを掴んで、後は自分の中から出てくる言葉で自然に話すということ。
丸暗記ではなくて…
- 要点だけを抑えておく。
- 重要な所だけを覚えておく。
- 流れだけを把握する。
これが、もっともオススメな暗記の仕方であります。
要点や重要な所だけをポイント、ポイントで覚えておくだけで、とっても自然でいて自分らしさを表現することが出来るのです。
質問に対する素晴らしい回答も大事ではありますが、面接官というのは、嘘偽りのない、ありのままの自然なあなたを見たいのです。
飾らずにあるがままの自分をさらけ出すのだ!とは言いませんが、「ザ・完璧人間」よりかは、どれだけ自然な自分を表現することが出来るのか?に関しても、採用、不採用に関わってくる重要なことだということです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、面接の際に、丸暗記がダメな理由とオススメのトーク術についてご紹介してきました。
まずは、丸暗記をすることによって3つのデメリットが発生してしまうのです…
- 棒読みしている感じが出てしまう!
- ロボットみたいになってしまう!
- 緊張して言葉が出てこなくなってしまう!
このように、主に3つのデメリットが面接の際に起きてしまう人が多いため、丸暗記はNG!なんです。
そのため、丸暗記ではなくて、『要点だけを暗記して、アドリブ風に崩す!』といった自然な流れを作りましょう。例え言葉をつっかえたり、言葉を噛んでしまったとしても、それが本来の人間味で自然ということです。
マニュアル通りに丸暗記をして完璧に話しをしただけでは、その人が持つ個性を面接という短時間の中で伝えることができません。そのため、いかに自然に自分の言葉で話しているか?を大事にすることが重要となってくるのです。
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