就職、転職活動において、必ず企業側に提出する大事な物の一つとして、『履歴書』がありますよね。この履歴書って、自分で書くのが当たり前!なんて思っていたかたも多いと思いますが、近年では、履歴書代筆サービスとして、業者に依頼をして記入してもらうことが出来るのです。
履歴書代筆サービスを頼む方とは…
- 自分の字が汚いので依頼をする。
- 記入するのが面倒なので依頼をする。
大きく分けてこの2つの理由で、代筆を依頼する方が多いのです。
またこの2つの中でも、もっとも深刻な悩みとして、「自分の汚い字では書類が通らないから、代筆してもらった。」「出来るだけきれいな字の履歴書を提出して、書類選考を突破したかった。」といったかたが非常に多いのです。
「代理で記入して逮捕された・・・」
代理で記入とは、代筆の事ですが、以前このようなニュースがありました。
選挙の際に、高齢者で字を書けないかたに対して、代理で候補者のメモを記入して、それを持たせて投票をさせた疑いで逮捕!なんて事件があったんです。
これは、公選法違反という立派な犯罪であるため、代筆で逮捕になった一つの事案でありますが、やはりなんか『代筆』ってあまり世間的にいいイメージがないようです。
しかし、今回の履歴書の代筆に関しては、現在のところ、法律上まったく問題はありません。そのため、代筆サービスを利用するかたや、字のきれいな友人や家族に頼んで代筆をしてもらうかたがいるのです。
ただ「履歴書の字が、自分の字ではない。。」ということで何か注意事項はないのか?と利用する前に一旦立ち止まって考えるかたが多くいます。
ということで今回は、履歴書代筆サービスの様々な注意点や疑問点に関してご紹介していきます。
では早速一緒に確認していきましょう。
履歴書の代筆サービスって本当にオススメなの?
「字がめっちゃイケメンなんだけど!」
文字を見れば、その人の性格が分かる!なんて聞いたことはありませんか。実際に人はきれいな字を見ると、『頭が良さそう!』『しっかりしてそう!』『仕事が出来そう!』『かっこいい!』などといったように、とにかくいいイメージが浮かんでくるのです。
でもこれって、あくまでも字がきれいなイメージであって、字がきれいな人に共通する性格というわけではないのです。要するに、字を見て人の性格を判断することは不可能であるという事。
そのため、まずは大前提として、履歴書に関しても、字が汚いと最初のイメージは悪くなる。字がきれいだと最初のイメージは良くなる。という事です。
ただ、あくまでもイメージであって、本来の性格と必ずしも一致するというわけでもないので、評価基準として大きな差がここで生まれてしまう!ということはないようです。
多くの採用担当者に聞いたところ、「字がきれい」「字が汚い」を履歴書で見るというよりは、「丁寧に記載してあるか?」「どのような内容が記載してあるか?」といった、字から浮かんでくるイメージよりも、もっと深いその人の人間性を確認するという。
ただそれにしても、履歴書の字は汚いよりは、きれいな字のほうが、見栄えがいいことは間違いないようですね。
それでは、代筆サービスを利用した際の注意事項や疑問点を解消していきましょう。
特に多い注意点と疑問点とはこの2つで…
- 自分の字ではない事がバレないか?
- 書類選考突破の可能性は上がるのか?
この2つに関しては、どうしても心配になってしまいますよね。
先ほどもお伝えした通りで、字が全てではないため、上記2つの疑問を解消して、より慎重に代筆サービスも利用したいところです。
では、早速順番に詳しく確認していきましょう。
1、自分の字ではない事がバレないか?
「口達者が巧みな話術で面接を突破した。」
字がめちゃくちゃ汚い知人のAさんですが、話術は巧みでよく「口達者だね~」と周りからも言われています。そんなAさんは、代筆サービスを利用して、履歴書を提出しました。
しかし、面接で「面接が始まるまでにこの用紙に自己紹介を記入しておいてください。」と・・・
一瞬焦ったAさんでしたが、自己紹介は記入せずに面接へ。そして、口達者なAさんは、巧みな話術で自己紹介を披露しました。「自分の言葉でコミュニケーションを持って自己紹介をしたかったため、敢えて自己紹介の記入はしませんでした。」と面接官に一言。面接官もうなずき、Aさんはその後面接突破!
こんなAさんのように、例え、面接の際に筆記試験などがあったとしても、巧みな話術があれば切り抜けられるといったこともあります。だが、一般的には、記入するものがあれば記入しなければ、マイナスなイメージとなってしまうでしょう。
そうなんです、いくらきれいな字の履歴書を提出しても、面接では…
- 筆記試験が行われることもある。
- 応募フォーマットを記入する事もある。
このように、面接では、いきなり字を書くことになってしまう場合も十分あります。
そこで、きれいな字の履歴書と比較されたら、バレてしまう可能性が高いのです。また先ほどのAさんのように、上手にかわすことが出来ても、入社後に、字が汚くてバレてしまう可能性もあります。
履歴書の字と異なる、明らかに違う字を見た企業側は、『騙された。。』『この嘘つき。。』なんて厳しい目で見られてしまい、しまいには信用を無くして、試用期間中に解雇されてしまうこともあります。
そのため、履歴書の字だけ見てもあなたの字であるという事に関して、何の疑いも面接官はもちませんが、上記のようなことになってしまうとかなりの確率でバレてしまうのです。そして、履歴書でとっても美しい字を書いて、相手の評価が上がったとしても、後々バレてしまって、一気に印象が悪くなってしまうなんてことがあります。
代筆であるという事は伝えるべき!
履歴書と本来の自分の字を比較されて、履歴書の字が自分の字であるか?を確認をされた場合には、代筆である旨を伝えたほうがいいでしょう。
このような確認をしてきたという事は、『面接官は代筆に気づいた!』ということで、あなたの字ではないと思ったからです。そのため、ここでは、『字が汚いため、代理のかたに記入して頂きました。』としっかり説明しましょう。
きちんと説明すれば、面接官はこれ以上追及もしなければ、これ以上のマイナスな印象を与えることもありません。ただ、ここで嘘をついてしまうと、面接官も疑ったままとなってしまい、お互いに気持ちがいい面接は出来なくなるのです。
面接官の中には、内容がしっかりと分かれば代筆でも問題ない!といったかたもいるので、聞かれたら、素直に代筆を認めましょう。
それでは、続いては、書類選考突破の可能性は上がるのか?を確認していきましょう。
2、書類選考突破の可能性は上がるのか?
「達筆過ぎて、読めないんだけど。。。」
履歴書の字は汚いよりも、きれいなほうが、好印象に繋がるということはお伝えしましたが、達筆過ぎて読めない字を書いてしまう人も中にはいるのです。
習字のような、すらすらっとした、流れるような繋がっている字を書いてしまうのは、例え一般的にきれいな字と言われる字であっても、履歴書には不向きであると言えます。
そのため、字がきれいも大切ですが、もっとも大切なのは…
- 丁寧に書かれている。
- 見やすくて、読みやすい。
この2つが大切なんです。
企業側は字がきれいか?字が汚いか?を履歴書で判断することがメインではなくて、細かいところまで心配りが出来ている履歴書なのか?入念に注意深く履歴書が書かれているのか?といったことを履歴書でチェックすることがメインの内容になるのです。
あくまでも、字がきれいか汚いかは、評価基準として、低い項目と言えます。
要するに、字がきれいなことだけで、書類選考の突破の確率が必ず上がるとは言えないという事。
字が汚いのであれば、ゆっくりと記入をして、出来る限り読みやすく、誤字脱字を無くして、丁寧に履歴書を記入すれば、あなたの誠実な人柄が伝わってきて、評価が上がったりするのです。
年齢や経験、性別によっても履歴書の書き方は随分と変わってくるものです。そのため、書類を確認して、「弊社が求めている何かが欠落している。。。」と思われてしまうのは、字そのものよりも、内容や分かりやすさといったもっと深い中身によって、判断されるのです。
そのため、必ずしも『字がきれい = 書類選考突破の可能性が上がる』とは言えないでしょう。
履歴書代筆サービスのメリットとデメリット!
それでは、ここまでで履歴書の代筆サービスって本当にオススメなのか?という事で、注意事項や疑問点などをご紹介してきました。
ではここで分かりやすく履歴書代筆サービスのメリットとデメリット!をまとめたいと思います。
履歴書代筆のメリットとデメリット!
まず履歴書代筆サービスのメリットは、『きれいな字で見栄えが良くなり、印象が良くなる。』という事。
反対にデメリットに関しては…
- 代筆がバレてしまい評価が下がる。。
- 自分の人柄を表現することができない。。
このように、履歴書代筆サービスのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
やはり、バレてしまうリスクがある以上は、自分の字で丁寧に分かりやすく、意欲を伝えることが出来る自分の手書きにしたほうが良いと言えるでしょう。
字が汚くて自信がないかたは、字がきれいなかたに比べて、字のきれいさでは勝てませんが、一文字一文字を丁寧に書くことによって、企業側がもっとも大事にしている『字の丁寧さ!』については十分勝ることが出来るのです。
『履歴書代筆 VS パソコン』高評価はどっちか?
「履歴書を手で書くのは、もう古い?」
パソコンがここまで普及している現代では、履歴書や職務経歴書に関しても、パソコンのフォーマットに従って、簡単に作成してスマートに提出をするかたが増えてきています。
「えっその前に、履歴書ってパソコンでもいいの?」なんて疑問を持っているかたもいると思いますが、メリットデメリットはあるにしても、パソコンでもまったく問題はありません。
転職活動中で、IT系だったり、外資系の場合には、手書きよりもパソコンを使ったほうが良いとも言われています。
それでは、もし履歴書の代筆とパソコンで作成するという2つの選択肢であれば、どちらのほうが良いのでしょうか。
先ほどもお伝えしましたが、履歴書の手書きのメリットに関しては、『丁寧さや、意欲が伝わりやすい。』といったメリットがありますが、代筆がバレてしまえば、そのメリットも全く意味のないこととなってしまいます。
一方で企業側から見たパソコンで作成した履歴書の最大のメリットは、『字が読みやすい。』といったことになります。
そのため、『履歴書代筆 VS パソコン』の決着は…
- 代筆がバレなければ、履歴書は代筆が良し!
- 代筆がバレてしまう事があれば、パソコンのほうが良し!
となります。
まぁ結果的には、履歴書の代筆に関しては、筆記試験や後々バレてしまうというリスクもあるため、パソコンを使ったほうが、無難であるといえます。
「字が汚いから代筆サービスを・・・」と悩んでいるのであれば、自分でパソコンで履歴書を作成して、読みやすさを大事にしたほうが印象は良くなるでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は履歴書代筆サービスの様々な注意点や疑問点に関してご紹介してきました。
非常に多い注意点と疑問点とはこの2つで…
- 自分の字ではない事がバレないか?
- 書類選考突破の可能性は上がるのか?
上記2つがもっとも多い質問です。
結果として、代筆というのは、きれいな字で印象を良くすることはできますが、代筆がバレてしまい評価が下がる。。人柄を表現することができない。。といった履歴書代筆のデメリットが多くあるのです。
そのため、やはり自分の字で分かりやすく、意欲を伝えることが出来る「自分の手で丁寧に書く!」がオススメです。
字が汚くて自信がないかたは、字がきれいなかたに比べて、字のきれいさでは勝てませんが、一文字一文字を丁寧に書くことによって、もっとも企業側が大事にしている『字の丁寧さ!』については十分勝ることが出来るのです。
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