面接のように、企業に自分を審査してもらう機会など人生で多く経験したりはしません。そのため、普段緊張に強いはずの人でも、面接になると、ちょ~緊張してしまう人もいるのです。そんなこともあり面接の時間は、あっという間に過ぎ去っていきます。
「面接がたったの5分で終了・・・。っておい!」
私は20代の頃、転職を何回も経験してきたので、面接をしている回数も人より多いと思います。今まで本当に様々な面接を経験してきましたが、その中でも驚いたのが、面接官と会って、なんと約5分間で面接が終了した契約社員の面接です。
面接官と挨拶をした後に、「では自己PRをお願いします。」と面接官は言ったので、私は答えました。面接官からその後に出た言葉は、「以上です。」と。。
質問する間もなく、終了・・・。もちろん、自宅に戻って、諦めてインターネットで求人情報を探し始めました。しかし、なんとその日の夕方、面接した企業から電話が掛かってきて、「採用ですが、いつから来れますか?」と。・・・うん、見事に採用されたのでした。
後から聞いたら、大量募集だったから、面接に来た人はすべて合格だったそう・・・。って、お~い!!
これは私の珍しい例なので参考にはなりませんが、私の例からでも少しは分かるように必ずしも面接では時間が短いからといって、不採用になるとは限らないようです。しかし、一般的には、面接時間が短いと「あぁ~自分に興味がないんだ~、不採用だ~。」などと、どうしてもネガティブになってしまいますよね。
では本当に面接が短いのは、不採用の可能性が高いのか?または関係ないのか?について今回は徹底的にご紹介していきます。
では一緒に確認していきましょう。
面接時間が短いのは不採用の証拠なの!?
面接時間では、外見、表情、話し方、履歴書などをチェックしていると言われています。もちろん、志望度や自己PRなどもチェックはしていますが、ファーストインプレッションで面接の採用、不採用のジャッジはある程度決まるそう。
ではこれらをチェックするのに、どれぐらいの時間が掛かるのでしょうか。平均的な面接時間は、約30分から1時間でありますが、もっとも大切であるファーストインプレッションで採用基準をチェックする時間は、たったの5分程です。そして、面接のそれ以降の時間というのは、確認作業の時間にあてるそう。この事は社会心理学の実験でも確認出来ているようです。
ここまでで、面接とは面接官の心の中で、わずか5分で人柄をチェックしてある程度の採用不採用の決定をするということが分かりました。という事は、面接が例え、5分で終了しても、確認作業をしなかっただけで、面接官の中では、しっかりと応募者を判断できた!ということになりますよね。要するに、『面接時間=不採用』ではないということです。
まずは、面接時間はあまり関係ないということが分かって一安心してもらいたいのですが、上記の理由以外にも、会社や面接官など様々な事情によって面接は極端に短くなることがあるのです。
では、より細かく面接が短い理由について確認していきましょう。
すぐに「採用決定!」と判断したから短い!
上記でもお伝えはしましたが、ファーストインプレッションなどで、すぐに合否が決まってしまうケースもあります。その他にも、面接官の中で、OKサインが出れば、その時点で面接終了、そして「採用!」となるケースがあります。
ではすぐに決定する理由に関してここでお伝えします。
1、書類選考で決まっていた!
面接会場へ行って、面接をして、なんと3分で終了。。。そして、面接官から出てきた言葉は、「いつから来れるの?」だったそう。
ではこの知人女性Aさんが経験した一部始終をご紹介します。
Aさんはなぜ短い面接で採用になったのか?
ある雑貨屋さんの販売員(契約社員)の面接に行ったAさん。面接が開始すると、予め提出した書面を確認しながら、「うちの雑貨は好きなの?」と笑顔で質問があったそう。Aさんは、「はい、以前から大好きで自宅でも愛用しているものがあります。」その後も会話を続けようとした所、「そう、わかりました。いつから入社できそう?」と言われたそう。この質問にもAさんは答えて面接は約3分で終了。
その場では合否に関して、何も言われなかったそうですが、すぐに電話が掛かってきて、見事採用となったのです。
あとでAさんは知ったそうなのですが、予め提出していた、履歴書や職務経歴書ですでに面接官は気に入っていて、ほぼほぼ採用したい!と思っていたのです。あとは、販売で大切な表情や話し方を簡単にチェックしたかったため、面接には来てもらったそう。
このように、面接は書類選考などで、前もって応募者の情報をチェックしていますが、この書類選考で面接官はビビッときて、採用枠が大きく開くこともあるようです。そして面接では、ファーストインプレッションの人柄を簡単に確認して、終了。なんてケースもあるのです。
もちろん、書類を予め提出していない場合であっても、人柄を数分でジャッジして、採用を決めることもあります。
2、的を得た回答が出来たため!
面接では、面接官の質問に対して、ダラダラとまとまりがない会話を長~く話してしまえば、マイナスイメージは避けられないでしょう。次の例では、その的を得た答えをバンバン伝えていったため、すんなりと『採用!』となった例をご紹介します。
それでは、私の友人のSくんの一部始終をみていきましょう。
Sくんはなぜ短い面接で採用になったのか?
ある飲食店の面接(正社員)に行ったSくん。予め面接時間は30分と伝えられていたのですが、面接はなんと、10分で終了してしまったそう。
面接では、『志望動機、自己PR、長所短所、座右の銘…などなど』様々なことを質問されたのですが、Sくんは緊張しながらも、自分を表現しつつも簡潔にまとめてしっかりとすべて答えたのです。
でも30分の面接が、わずか10分で終了してしまったので、Sくんは「不採用かぁ。。。」と落ち込んでいたそう。しかし後日Sくんに面接を受けた企業から電話が入り、Sくんもびっくりのなんと採用が決定したのです。
後で人事担当から聞いた話によると、10分で終わったのは、簡潔で的を得た回答が素晴らしかったため、時間を掛けずにすぐに決定したそうです。
面接では、自分を思いっきりアピールしよう!多くの話しをして会話を盛り上げよう!などと思ってしまいがちです。
しかし、これが裏目に出てしまうと、ダラダラと話しているだけで、話しの中身が見えてこない。。もっと分かりやすく簡潔にまとめてくれないかな。。などと思われてしまい、マイナスな印象になってしまうことがあるのです。
要するに、上記の面接では、例え30分間の時間を設けられている面接であっても、短い時間で、分かりやすく相手に自分を表現出来たことが、功を奏した例でありますね。
会社や応募内容によっては短い!
ここまでは、ファーストインプレッションなどの人柄、答え方などによっては面接時間が短くなる例をお伝えしましたが、続いては、会社や応募内容によっては、そもそも短い面接になってしまうケースに関してご紹介します。
では早速順番に確認していきましょう。
1、応募の雇用形態によっては短い!
あなたが今応募している企業の雇用形態は、正社員ですか、契約社員ですか、またはアルバイト、パートでしょうか。どの雇用形態にしても、基本的には面接がありますが、面接時間は雇用形態によって変わってくることがあります。
私も今までアルバイトから正社員まで様々な面接を受けてきたので、ここで私の例をご紹介します。
正社員の面接はなんと最長2時間30分!
転職活動中に、正社員の面接を受けていたのですが、ある会社の面接に行ったら、なんと面接開始から終了まで2時間30分。。
その面接とは、1回の面接で担当が3回変わり、最終面接まで行うというものでした。一次面接は1時間、二次面接も1時間、そして最終面接は30分という内訳。
面接では、緊張していたこともあり、あっという間に終わった感じでしたが、午前10時から面接が開始されて、終了して帰宅する時に時計を確認したら、午後の12時30分ぐらいだったのを覚えています。「今回は正社員面接のため、長いお時間を頂くこととなり、申し訳ございません。」と最後に謝罪されました。
上記のように、2時間30分の面接は最初で最後でしたが、正社員の面接では1時間や1時間30分というのは、私はよくありましたね。反対にアルバイトの面接では、1時間も面接もしたことなどありません。長くても、う~ん45分くらいだったでしょうか。短い時では10分もかからずに終わった面接もありました。
ここまでは私の例を実際にご紹介してきましたが、一般的にも、やはり、正社員の場合には今後長い間就業してもらう前提で入社してもらうことを考えているため、会社の将来が掛かっているため適当に人材を決定することが出来ません。それだけ正社員の面接では人を見極める時間も必要だということ。
アルバイトの場合には、あくまでも一時的な労働力を確保するために採用していることが多いため、正社員よりかは、選考基準が緩いと考えてもいいでしょう。
ということで、雇用形態によっても、面接時間は異なることがあるのです。ただ正社員であっても、「なぜ正社員なのに、こんなにも面接時間が短いのか?」といったようなケースがありますので、このケースを続いて確認していきましょう。
2、応募人数が多かったから短い!
応募人数が多ければ、それだけ面接者も比例して多くなります。10人、20人、または30人など・・・、応募人数が多ければ多いほど、もう採用担当者も毎日毎日、そして休む間もなく面接を行います。
そしてこのような場合に採用担当者は考えます。とことん時間を掛けるか?一人一人の面接時間を短縮するか?を・・・。どちらの方が、効率が良いかは企業側によっても異なりますが、求人を出しているということは出来るだけすぐに即戦力を必要としているはず。そのため、必然的に時間を掛けることは出来なくなり、企業は面接時間を短縮することを選択するのです。
すると、通常は面接時間が一人30分の所を、今回は応募人数が多かったから、一人当たりの時間を15分にしようなどと決めるのです。いざ面接者は面接会場に行きますが、「えっ、たったの15分で面接終了・・・なぜ!?」となってしまうのです。もちろん、応募人数など面接者は知りませんから。そのため、理由など分からずに、「面接時間が短い=不採用。。。」と思ってしまうのです。
ここでは応募人数が多いから面接時間が短くなってしまった、というお話しをお伝えしましたが、そもそも会社によっては面接時間が短く設定されていることもあるのです。
3、会社によっては面接時間は決まっている!
多くの会社がありますが、もちろん面接時間は会社によって異なります。平均的な時間は先ほどもお伝えしましたが、約30分から1時間ではありますが、やはり会社によって異様に長い、短いなど極端です。
中小企業では、募集する人数が少なく設定していることが多いのと、限られた人数の中で即戦力だったり、これから即戦力になってくれる人を見極めなければならないため、極端に面接が長くなったりもする傾向にあるのです。
しかし、大企業であれば、あるほど、多くの席を埋めるために、面接を行っていることもあるため、反対に極端に面接が短かかったりもするということ。
また中小企業、大企業に関わらず、会社の方針で、面接は昔から、30分と決まっている。15分と決まっている。なんてこともあります。
そのため、会社によって面接時間が極端に変わってくるので、そこまで面接時間に神経質になることもないようです。また一次面接、最終面接など、面接の段階によっても時間は異なるようですね。
4、一次面接、最終面接によっても異なる!
一般的な面接平均は30分~1時間とお伝えしましたが、これは一次面接や面接が一回だけのケースの時間です。実は最終面接が一番面接の平均時間が短くなり、平均時間は20分なのです。
ではなぜ最終面接がたったの20分なのかというと、最終面接を行うのは、役員や社長といったお偉いさんが多いです。スケジュールが分刻みでビッシリと埋まっている、とっても忙しいお偉いさんは、面接時間をゆったりと取ることも出来ないというわけです。そのため、短い時間であっても、その中で、集中して面接を行います。このような経緯があるため、最終面接は時間が短くなる傾向にあるのです。
今までは、「最終面接だからこそ、面接時間は長くなるのでは?」などと思っていて、面接時間が短くて、悩んでいた方も、最終面接だからこそ短いということを知っておきましょう。
短いのと長いのはどっちの方がいいのか?
では最後になりますが結局のところ、面接時間が短いのと、長いのは、どちらの方がいいのか?
ここまで読んで頂いた方はもうわかってはいると思いますが、これに関して結論から言いますと、面接時間は気にしなくてもいいということです。
- 短くても、不採用も採用もあります。
- 長くても、不採用も採用もあります。
短いからと言って、「自分に興味を持たれなかった・・・。」と落ち込んでしまう人もいれば、反対に長いから、「長いということは、スマートに面接をすることが出来なかったからだ・・・。」と落ち込んでしまう人もいます。
どちらに関しても、メリットとデメリットは探せば必ずあるのです。そのため、面接時間で落ち込んでいる時間があれば、今の自分をさらに磨いて、今後の面接や仕事に繋がるように、マインドセットを行うことが大事でしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、面接が短いのは、不採用の可能性が高いのか?または関係ないのか?についてご紹介してきました。
平均的な面接時間とは、30分から1時間でありますが、もっとも大切である採用基準をチェックするファーストインプレッションの時間は、たったの5分程です。そして、それ以降の時間というのは、確認作業の時間にあてるそう。この事は社会心理学の実験でも確認出来ているのです。
そのため、面接時間が短いからと言って全く気にする必要は全くありません。
- 短くても、不採用も採用もあります。
- 長くても、不採用も採用もあります。
短くても、「人柄が伝わったから、採用かも!」なんて嬉しくなる人もいれば、短かったら、「自分に興味が無かったのかも・・・。」なんて落ち込んでしまう人もいるのです。しかし、結果が分かるまではどちらを選択しても、無駄な時間と言えるのです。
結果など、面接時間は関係ないので、勝手にメリットやデメリットを選択しても、その時の気分が良くなったり、悪くなったりするだけ。採用になったら喜べばいいし、不採用だったとしても、次に繋がるような出来事に変化させることが出来るのです。
「面接が1分で終わってしまった。。」または「面接が2時間も掛かった。。」この2つのどちらにしても、不採用となるまでは、結果はまだ誰にも分りません。そのため、不採用になったのであれば、その後に、面接を振り返って、何が欠けていたのか?を考えて、次の面接に繋げることが、大事であると言えます。
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